3回目のコロナワクチン?! ブースターショットが始まるとの報道~イギリス

Life in England

イギリスにおいて、コロナウイルスの変異型のデルタ株(インド型)の蔓延を食い止めるため、年齢50歳以上の人にブースター追加ワクチンが始まることが報道されました。

この計画は、年齢50歳以上で、既にアストラゼネカワクチンの接種を終えている人が対象になるようです。そして、これらの人たちは、ブースタ追加ワクチンとして、秋頃にファイザーワクチンを提供されるそうです。ファイザーワクチンは、デルタ株へ対策としてより効果的という事が実証されているためだと、タイムズ紙が報じているようです。

ブースター追加ワクチンのプログラムは、2021年9月から始まり、英国にいる2300万人を対象にしていますが、それには50歳以上の人、健康リスクを持っている人、国民健康保険の医療スタッフやケアホームなどで働く人々にも追加ブースターワクチンを提供されるようです。

政府の高官による情報筋は、タイムズ紙にアストラゼネカワクチンの接種(2回接種)が完了している人たちには、mRNAの追加ワクチンが与えれれるだろうと述べています。

ファイザーワクチンとモデルナワクチンは両方ともコロナウイルスから患者を守るためにmRNAという技術を用いてます。このmRNAという技術は、ウイルスからたんぱく質を人間の身体に製造する許可を与えて、それでコロナウイルス(Covid-19)への自己免疫反応を新しく作るというものです。

しかしながら、アストラゼネカワクチンは、mRNAの技術を使ったワクチンではなく、代わりに通常の風邪ウイルスのためのワクチンを変更したものを使用しています。

英国政府は、デルタ株に対して、ファイザーワクチンが96%、そしてアストラゼネカワクチンが92%の効果があると話しています。

また、研究の結果、異なるワクチンのミックス接種(1回目の接種と2回目の接種がそれぞれ異なるワクチン)がコロナウイルスに罹患しない状態を向上するということも認められているとの事です。しかしながら、英国政府は、今現在の段階では、患者に異なるワクチン(1回目と2回目)を提供することはしないと明言しています。

9/16 2021 追記
イギリスでは9月21日月曜日から3回目のブースターワクチン接種が始まることが決定しました。
対象者は、50歳以上で、2回目のワクチン接種から6ヶ月間間隔が空いている人です。また、16歳から49歳の人で、基礎疾患があるなど健康リスクがある人、高齢者施設のスタッフや医療関係者にも、このブースターワクチンが提供されるそうです。

さらに、秋冬にかけての接種になるので、インフルエンザワクチンも当てはまる人は同時に接種することも勧めています。関係機関は、同時に接種するのが良いかも検討している段階に入っているようです。ワクチンの種類は、ファイザーワクチンの1回目、2回目の人は、3回目の同じワクチン量で行われ、モデルナワクチンは、ブースター接種の場合は、1回目、2回目の量の半分の量でブースター接種が行われるようです。アレルギーにより、ファイザー、モデルナワクチンが打てず、アストラゼネカワクチンを2回接種した人、若しくはファイザー、モデルナワクチンのどちらを接種してアレルギー反応が出た人は、今回のブースターは提供されないようです。

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