最近のニュースでアイスランドの首都のレイキャヴィックから約30キロ南西にあるファグラダルスフィヤ火山が噴火したとのニュースが世界を駆け巡り、溶岩流が噴出している様子を写真で見たので、アイスランドを旅行した時の事を書いてみようと思います。
–空港からメイン道路を道なりずっと進む
アイスランドを訪問したのは、約4年前の2016年12月にロンドンからNorway Air Shuttle という航空会社で3時間以上のフライトを経て到着し、最初の印象は、案外飛行時間が長い事だったのを覚えています。と言いますのは、だいたい西ヨーロッパの国々は、2時間半以内で基本的にどこの国でも飛行機で行けるので、3時間以上のフライトが珍しかったのを覚えています。12月の冬に行きましたので、午後15時頃にケプラヴィーク国際空港ついても外は既に暗く、日照時間は極めて短いのが印象的で、すぐにそこからレンタカーを借りて、予約していたホテルに車を走らせました。アイスランドは北欧の幾つかの国の首都より北の位置にあり、傍から見ると冬はいつも雪に覆われていて、地面も雪や氷で覆われていて、車を運転するなんて、危ないんじゃないかという事を考えがちですが、意外にもこの国は冬でもマイナスになることはあまりなく、積雪が少ないことで有名で、ヨーロッパの中で雪の中で通常みるオーロラもこの国では、雪無しで見ることのできるヨーロッパ唯一の国です。同じ北欧のフィンランドやノルウェーなど、北極圏近くで良くみれるオーロラは、基本的に冬の雪が積もっている中で、見なければならないですが、アイスランドはそれに当てはまらないのは興味深いものです。
ですので、車の運転も基本的にヨーロッパの国々と同じ感覚で冬でも安全に運転できます。左ハンドル、右走行で、やはり2016年当時のレンタカー事情はマニュアル車が断然多く、オートマ車は皆無に近かったような気がします。国が小さい分、レンタカーの種類も少なく、レンタカー会社そのもの種類や車種もかなり限られていたと思います。
空港から基本的にメインの道路でレイキャビック方面に車を走らせますが、道はシンプルで迷う事はありません。スマートフォンのナビがあれば、Googleマップのナビでも十分対応しているので、車を走らせることが出来ます。メインの道路でも道が少し悪いので、多少ガタガタ道だったりしますが、長い一本道をひたすら首都のレイキャビック方面に向かいます。空港からレイキャビックまでは、約50キロあるので、途中看板も出てきますが、とにかく信号のほとんどないメイン道路をひたすら進みます。街に近づいてくると、ある程度看板は出てきますが、ホテルも駐車場があるホテルなら簡単にナビで見つけることが出来ます。私たちはレイキャビック市内中心のホテルではなく、少し離れたところのホテルだったので、より簡単にホテルを見つけることで出来ました。
-外食が高いアイスランド
アイスランドは、ヨーロッパ諸国に位置しながら、EU=ヨーロッパ連合に所属していないため、通貨はユーロではなく、アイスランドクローナ(ISK)という通貨になります。1ISK=0.86円(2021年3月現在)で、1000ISK=約860円になります。このクローナやクローネという名称は、スウェーデンやデンマークでも使われていて、それぞれスウェーデンクローネやデンマーククローネという通貨になり、ユーロ通貨が使えない国々になります。フィンランドはユーロを導入しているので、北欧の国々のうちフィンランドはヨーロッパ大陸共通通貨ユーロ€が使えるので便利ですね。
それで、アイスランドクローナで円に計算すると、基本的に外食がとても高いです。街にあるハンバーガーセットなどは、普通に2000ISKなどしますので、2000円弱になります。財政危機の前も同じように物価が高いアイスランドだったようですが、友人がアイスランドの財政危機に陥った2008年以降の2009年に旅行した時は、アイスランドクローナの価値は大幅に下落して、どれも安く購入できたりして決して高い国ではなかったそうです。その後、また経済的に盛り返して以前の水準ぐらいまで通貨の価値を戻しているのは、人口の少ない国としては本当に凄いことです。
日本円にいちいち換算すると、どれも高く外食できないので、おさえておきたいポイントだけ外食して旅行するのがおススメです。あとは、経済的に安く済ませたかったら、アイスランドへ訪れる前の国や日本から即席のカップ麺やパンなどを持ち込んで、ホテルで食べるのもおススメです。もしくはAirbnbのようにキッチンがある民家やゲストハウスを借りて、そこで調理できるスタイルで宿泊することです。スーパーに行って、食材を買って、調理すればホテルで宿泊して毎度外食するより断然安く済みます。
しかし、旅行するなら現地のグルメも楽しみたいところなので、現地のグルメもリーズナブルに楽しめる外食スポットをご紹介いたします。
1つ目のおススメ外食スポットは、アイスランドで有名なホットドック屋さんで、名前はバイヤリン ベスタ ピルスルというテイクアウト専門のホットドック屋です。ここは、アメリカの元大統領のクリントン大統領が訪れて、宇宙一美味しいホットドックと評されたお店です。ホットドックの値段は、1個500円弱で決して安くはありませんが、気軽に食べることが出来ます。レイキャビック市内にありますこのホットドック屋は、お昼時になると並んでいますが、回転が速いので、待ち時間はそこまでなくゲットできます。男性なら2個は軽く食べれる美味しいホットドックです。パン生地やソーセージは普通なのですが、その上にかかっているマスタードソースのようなものがとても美味しさを増幅させて、食べたことのないホットドックを演出しています。ここは有名店なので、是非レイキャビック市内行く際には、おススメの外食スポットです。

2つ目のおススメ外食スポットは、IKEAです。あの北欧スウェーデン発祥の家具店のIKEAです。
IKEAはアイスランドにもありますが、アクセスが少し不便なので、最初に断っておきますが、レンタカーなど交通手段を持っている人向きです。バスなどで移動する人には向いていません。スマートフォンのナビなどでIKEAを探すと簡単に見つかり、首都のレイキャビックからも簡単にアクセスできます。お馴染みのカラーリングの建物と看板を見つけて、車を駐車してお店に入ります。IKEAは、世界のどの店舗でもほとんど同じレイアウトで作られているので、何回か日本の店舗に行ったことがある人であれば、すぐにカフェやレストランエリアを見つけれると思います。今回おススメするのは、通常会計が終わって、その近くでホットドックやジュースなどを売っているカフェスペースの所ではなく、2階にあるレストランエリアになります。IKEAは、このレストランエリアにも力を入れていて、世界中で共通して売られているものもあれば、その国の人気の食べ物も売られています。そこで、是非アイスランドの伝統の料理の1つミートボールディッシュを楽しむことが出来ます。スウェーデンのミートボール料理に似ていますが、完全に一緒ではないので、雰囲気や味を楽しむことができます。何よりも価格が安いです。他のレストランと比べると、かなり安く食べれます。日本のIKEAよりは若干高いですが、各々自分の食べたいものを選択して、メインやデザート、飲み物を注文しても安心して食事を楽しむことが出来ます。レストランの中は、ほとんど地元の人たちばかりですので、安心感がありますし、アイスランドはほとんどの人が英語を話せるので、注文などで困ることもありません。
全体的に物価が高いアイスランドですが、温泉で有名なブルーラグーンがあったり、ゴールデンサークルという観光ルートを巡るとダイナミックな滝や自然に吹き上がる間欠泉など自然の素晴らしい景色を楽しむことが出来ます。ザ・地球を体感できるので、本当におススメの国の1つです。冬場はタイミングが良ければ、オーロラも見れるので、個人旅行や家族旅行でも検討できる国ですが、日本からの直行便が無いのと、ヨーロッパの国からも3時間くらいさらにフライトがかかるので、躊躇しますがヨーロッパにいる方や、ヨーロッパ旅行のついでに数日訪れてみるのもありです。夏は訪れたことがないですが、夏は夏で大草原の中で乗馬できたり、夏場のアクティビティを楽しめるそうです。
また、落ち着いたら旅行してみたい国の1つです。



