スマートフォンのコンタクトレス決済が海外で超絶便利で安全・安心!

Life in England

スマートフォンのコンタクトレス決済が可能になってから、5年以上経過しています。以前からガラケーでもEdy決済などのコンタクトレス決済はありましたが、スマートフォンが主流になり、現在では多くのお店や企業でコンタクトレス決済が増えていて、様々な呼び名な決済方法があることをご存知でしょうか。日本では、お支払いの時に「iDで」とか「Quick Payで」とか「Paypayで」など、コンビニやファミレス、大手のスーパーマーケットなどで、キャッシュレスで、つまり現金なしで決済が出来て、スマートにお釣りなどをもらうことなく、一瞬で買い物が出来てしまうのは本当に便利です。しかし、日本を離れて、海外でもコンタクトレス決済はできるのでしょうか?日本で使っている、「iD」、「Quick Pay」、「Paypay」、「Suica」などの決済は使えるのでしょうか? 結論から言うと使う事がで来ません。技術的な事や文化や商業利用の違いなどで、一律に海外でも同じように使えないという事です。
では、スマートフォンを持っているのにも関わらず、海外旅行の際に一切コンタクトレス決済が使えないのでしょうか。そうではありません。海外でもスマートフォンのコンタクトレス決済が使えます。

-Apple Pay と Google Pay

同じpayという言葉を使っているので、「Paypay」や「Quick Pay」と同じ決済手段と考えるかもしれませんが、このApple PayやGoogle Payは、スマートフォンのセキュリティーを使った総称であるということです。Apple Payで支払う時は、AppleのスマートフォンであるiPhoneを使って、「iD」や「Quick Pay」を使って支払うことを意味しています。これは、国が変わればApple Payは使えますが、末端の決済の名称は異なることになります。同じように、Google Payは、Androidのスマートフォンで決済する総称になります。

-コンタクトレス決済=Contactless Payment

近年のクレジットカードを見ると、右上か左上に縦の線が入ったものが表示してあることに気づきます。これは、コンタクトレス決済に対応しているクレジットカードであることがわかります。このマークがついていると、対応しているお店やスーパーマーケットで、会計時にクレジットカードを端末にかざすだけで、決済が完了してしまうという便利な決済です。

このコンタクトレス決済=Contactless Paymentは、海外で主流の決済方法になり、イギリスなどでは銀行のキャッシュカードもこれに対応していて、買い物の際にこのコンタクトレス決済をすると、直接自分の口座から引き落とされる仕組みになっていて、この決済方法が全国的に主流であるために、イギリス人は現金を持ち歩かないとも言われています。銀行のカード一枚で、そこの口座に預金が入っていれば、カフェでお茶を飲んだり、スーパーマーケットで買い物したり、バスに乗ったり、地下鉄や電車にも乗ることができます。たまに現金しか受け付けていない小さな小売店で買い物したければ、近くにあるATMなどでお金を少額おろして、支払いをするということもありますが、基本的にこうしたコンタクトレスに対応したカードが1枚あれば、何でも日常生活に必要な事ができるわけです。

-スマートフォンでのコンタクトレス決済

このコンタクトレス決済ができるカードを1枚持っているなら、基本的に持っているスマートフォンに取り込むことが出来ます。これは、何を意味しているのかというと、買い物時の会計の際に、お財布からわざわざ現金やカードを取り出す必要がなく、持っているスマートフォンで決済が完了してしまうという便利なものです。今では、ほとんどの人がスマートフォンを持っていますので、外出時に財布を出すよりも簡単にスマートフォンを取り出して、端末にかざすだけで買い物が完了してしまうという優れた決済方法です。しかも、安全というおまけつきです。なぜでしょうか。
以前は、コンタクトレス決済を利用する際に、1回の限度額というものが各店舗によって決まっていました。公共の乗り物は基本的に限度額はないので、自由に乗ることできますが、ショッピングの際にそれぞれの店舗で限度額というものがありまして、1回の利用に30ポンド(約4500円)までなど限度が定められていて、盗難などの際に1回で高額なものをコンタクトレスで購入できないようにしていたためだと思われます。なぜかといいますと、コンタクトレス決済の場合は、端末にかざすだけで決済が完了するので、暗証番号の入力やカードの持主の本人確認などは無いというのが挙げられます。しかし、近年のコロナウイルスの影響で、国として人との接触を最小限に抑えることを目的として、無人レジの導入を増やしたり、このコンタクトレス決済をもっと使いやすくするため、また励行するため、1回の買い物の限度額がかなり引き上げられました。現在は、店舗によりますが60ポンドや70ポンド(約9000円から10500円)まで使えるようになり、スーパーマーケットでほとんどの人が元気を使わずに、このコンタクトレス決済を利用しているという状況になっています。そして、このコンタクトレス決済をさらに安全安心して使えるのが、スマートフォンを通して使う事です。なぜかといいますと、スマートフォンにコンタクトレス決済を入れると、会計時にスマートフォンの認証が出ますので、持主本人でないと使えないからです。指紋認証や顔認証など、近年のスマートフォンにはどれもそうしたセキュリティー機能が付いていますので、万が一落としたり、紛失しても、それを使ってコンタクトレス決済を利用することは、すぐには出来ないということで安心です。最近では、紛失などした場合には、GPSで自分のスマートフォンを見つけることや機能を全て停止させることもリモートで出来るようですので、さらに使いやすくなっていると思われます。日本で使う「Suica」のような電子マネーのようにチャージして使うタイプの決済は、他人に何も認証なしに使われてしまう可能性があるので、注意が必要です。海外、特にイギリスに関しては、そうした電子マネー的な決済は今のところありませんので、このコンタクトレス決済をご自分のスマートフォンに1枚入れておくとかなり便利である言えます。

-どのコンタクトレス決済が良いか?

先ほど書いたように、イギリスでのコンタクトレス決済は、銀行のキャッシュカードが主流です。でも旅行者や一時訪問者は、現地の銀行のキャッシュカードは持っていないことが多いですので、その際は、日本発行のクレジットカードを入れておくと大変便利です。日本では、主にVisa Card, Master Card, American Express Card, JCB Cardなどがメジャーなクレジットカードブランドがあって、それを発行している各会社があると思います。お持ちのスマートフォンによりますが、もしiPhoneをお持ちなら、American Express のコンタクトレスに対応したカードをiPhoneのApple Payで使えるWalletに登録していると本当に便利です。ヒースロー空港から降りて、すぐにロンドン地下鉄やロンドンバスにかざして乗ることが出来ますし、ほとんどのメジャーなスーパーマーケットでもコンタクトレス決済で買い物も出来ます。一部メジャーなカフェでAmerican Express自体が使えないところもありますが、基本的にそれをiPhoneのWalletに入れておくだけで、安心して、さらに指紋認証や顔認証があるので、安全に買い物をすることが出来ます。海外に行く際に、現金をどれだけ持って行けばよいだろうと悩ましいことも多いと思いますが、こうしたスマートフォンでのコンタクトレス決済を知っておくだけで、必要最低限の現金を準備することが出来て、大金を持って出歩く事がないので、そうした安心感もあります。Visaカードは、世界のほとんどの所で使えるので、そのコンタクトレス決済も使えることが増えているので、準備しておきたいところですが、現状日本発行のVisaカードをiPhoneのコンタクトレス決済で使う事が出来ません。Androidのみになりますので、ご注意ください。Master Cardも使う事が出来ますので、予備的に準備しておくのもおススメです。

今回は、コンタクトレス決済=Contactless Paymentに関して、記事を書いてみました。
早く海外旅行に自由に行けるときがきたらよいと思います。
それまでの間、コンタクトレス決済を準備して、いつでも言えるように備えておくのも良いかもしれませんね。

*追記:2021年5月11日から一部のVISAカードでもID決済とは別のVISAのタッチ決済をApple Payでも利用可能になり、日本以外でもこのVISAのタッチ決済が使えます。英国でも電車、バス、主要なスーパーマーケットでもこのVISAのタッチ決済がapple Payで可能です。

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