沖縄の魅力と面白さ

Life in Okinawa

青い海と青い空、力強く照りつく太陽の下での真っ白な砂浜。沖縄と聞くと、こうした常夏のリゾートのイメージを多くの人は持っていて、沖縄のどこに行っても同じような観光が出来、のんびりすることができる国内有数のリゾートアイランドという事ができるが、実際に住んでみたらどうなのだろうか。沖縄のどこに住んでも観光のようにどこも同じなのかというとそうではないところもも多いが、沖縄本島の南部、中北部と宮古島や石垣島など、有名な場所はたくさんあるが、共通して言えるのは、温かい地元の人たちの人柄です。

人柄ー沖縄県民の共通の人柄の特徴 人の良さ、温かさ

なんとも言えない親切な言葉や穏やかな態度は、観光客で内地(日本本土)から来る人たちを時間が無いからせっかちに接してくれるのではなく、ゆったりと余裕をもって対応してくれる心意気が癒しをもたらしてくれます。初対面の人でも、困っている人がいたら、助け合う事が沖縄の文化や習慣に根付いていて、「ゆいまーる」という沖縄の方言では助け合い、一緒にがんばりましょうという意味合いの言葉が昔から沖縄の人の精神の根底にあるのが素晴らしいことです。
観光で2回目以降に同じ民宿に泊まる時に、女将さんなどから「お帰りなさい」という言葉を投げ掛けられて、大変感銘を受けたとか、覚えてくれていて嬉しかったというのは、良くある話です。
それだけ、人への気遣いや温かさが溢れているという事が分かり、現代社会の隣近所の人との関係も希薄で、あまり他人へ関心を払わない生活をしている人からすれば、本当に人としての温もりを感じる機会と癒される時間となることは言うまでもなく、居心地の良い時間となります。

方言の違い

沖縄には方言があることは、多くの人が認識している事だと思います。地方へ行けば、その地方独自の言い回しや方言や表現があるのと同じです。しかし、沖縄といえども1つの方言しかないと思ったら大間違いです。大まかに言うなら、沖縄本島と宮古島地方と八重山地方では、方言が異なるのをご存知でしたでしょうか。先ほど述べた「ゆいまーる」という言葉は共通の方言で恐らく沖縄のどこでも通じると思いますが、地方独自の方言もあります。

例えば、「めんそーれ」 那覇空港などで、「めんそーれ沖縄」と書いてあるのを見たことがあるかもしれません。意味は、「ようこそ沖縄へ」 

宮古島だと、「んみゃーち宮古島」となり、これで「ようこそ宮古島へ」となります。

石垣島は、「おーりとーり石垣島」で、「ようこそ石垣島へ」となります。

沖縄本島で、「にふぇーでびる」は、「ありがとうございます」となりますが、
石垣島は、「にぃふぁいゆー」が「ありがとうございます」という表現になります。

ですから、一概に沖縄と言っても、とても広く様々な言葉や文化や背景があることが分かり、これも沖縄の面白さや魅力に繋がっていると思います。
ちなみに、沖縄本島で話される沖縄方言を学んで、聞いたり話せるようになっても、そうした宮古島や石垣島で地元の年配方同士が話している会話を聞いても理解できないと思います。ただ、そうした島でも沖縄本島で話される方言や表現は通じると思いますが、沖縄出身者でない場合は、すぐにうちなーの人(沖縄の出身者)ではないとすぐにアクセントでわかってしまいます。関西弁を他の地方の人が話すのと同じです。

独特の苗字

沖縄の苗字はとても独特なのが多いです。日本に一般的にある鈴木や田中という姓の方は移住者を除くとまずいません。山田さんとか真栄田(まえだ 前田ではない)さんという苗字の方は居ますが、多くは日本本土では聞かない苗字だったりします。そして読めない苗字も多数あります。
一例として、

喜屋武 さん きゃん さん 
東風平 さん こちんだ さん
南風原 さん はえばる さん

沖縄に何年か住むと、必ず聞く苗字に関するジョークがあります。それをご紹介すると、
「男性2人と女性1人の3名が車で出かけていると、内地(日本本土)から赴任で来た警察官に呼び止められます。車を停めて、警察官が運転している人に話しかけて、今警戒中なので、チェックさせてくださいと言われ、運転している人に名前は何と言いますか?と聞くと、運転手の人は、「うんてんです」と答えます。警察官は、名前を聞いている事をもう一度訪ねると、「うんてん」と答えが返って来て、おかしいと思いつつ、隣の助手席に乗っている女性にも、名前は何ですか?と聞くと、「おんなです」と答えが返って来て、警察官は性別ではなく、名前を聞いていると言うと、「おんなです」と同じ答えが返ってきます。この警察官は、最後に後ろに座っていた他の男性にも名前を聞くと、「なかまです」と答えが返って来て、「君たちが仲間なのはわかるが、名前を聞いているんだ」と当惑してしまいました。この車に乗っている3人は、全て沖縄の苗字のため、本土から赴任してきた警察官は、全く理解できなかったという笑い話です。

うんてんさん→運転さん おんささん→恩納さん なかまさん→仲間さん 

このように、多少ストーリが異なるとしてもこのジョークは沖縄に住んでたり、何回も沖縄へ行っていると聞く事のできるテッパンのジョークです。

そして興味深いことに、沖縄の地元の人は、苗字を聞くとある程度その人の出身が分かるという事も面白いことです。沖縄本島でもそうですし、宮古島や石垣島なども、島独特の苗字があるため、その人が元来どこの島出身なのかも大まかに検討できるようです。

一例とあげると、
友利(ともり)さん、川満(かわみつ)さん、という姓は宮古島出身の苗字になります。
仲村(なかむら)さんは、沖縄本島の苗字。
宮良(みやら)さん、黒島(くろしま)さんは、石垣島や八重山諸島の苗字になります。

いかがでしたでしょうか。今回は、方言や苗字にスポットを当てて考察してみました。
沖縄に住むと、イメージと異なることも多いかもしれませんが、本当に人の良さや温かさは家族的なものがあります。そんな沖縄にまた行ける日を大いに待ち望んでいます。

与那国島の海

コメント

タイトルとURLをコピーしました