コロナウィルス(Covid-19)で世界が変わってしまったという事に同意する人は多いでしょう。まだまだコロナ禍という状況で各国第2波を懸念している中、幾つかの国では再度感染者数の増加に直面したりして、再度ロックダウンや一時的な夜間外出禁止などして対応しています。そして先進国を中心にワクチンなどの開発運用に向けて全身全霊を傾けて、何とかコロナ前の社会、経済に戻そうとしています。
そんな中、先日コロナウィルスの抗体検査キットが国のNHS(国民保険サービス)から送られてきました。その前に恐らく無作為に選ばれた人に事前の手紙が送られて、手紙の中に書かれている抗体検査の案内と目的、この国が実施する抗体検査プログラム(リサーチ目的)に参加する意思があるかどうかを尋ねられて、参加希望の場合は、手紙にあるインターネットのURLへアクセスして、そして手紙にあるプログラムコードを入力して、個人情報などを書き込むなどしてから、約数日で抗体検査キットが郵便で送られてきました。中身を見るとコンパクトな袋に小冊子と検査キットが入っていて、その中の手紙を見ると、なるべく早く自宅で実施して、結果を報告するようにという内容の手紙です。小冊子には手順が書かれていて、分かりやすく図や絵もあり、誰でも行えるようになっていました。糖尿病患者が血糖値を図る際に指先で血を数滴採取して検査する要領と同じで、血をその検査シートに載せると数分で線が現れたり、線の色が変わっていきます。指示書には10分間待ってから、最終判断してそれをカメラで撮って、それをまた指示されているウェブサイトからアップロードして報告を行うというものでした。
幸いな事に検査結果は陰性で、つまり過去にコロナウイルスに罹患していなかったという事が判明しました。報告するウエブサイトでは、個人情報の他に、2020年1月からここ最近までの個人の状態や行動に関する質問が多くあり、その期間中に咳や熱があったか、味覚や嗅覚の異常はあったか、どんな行動変化があったかなど、具体的な質問が多くありました。約10分くらいですべての質問に答えて終了となりました。この無作為で選ばれた抗体検査で、どれくらいの人が参加して、それくらいの人が抗体を持っているか判明すれば、およその数字が出ると思いますので、政府としても次に考えるコロナウイルス対策につながるのではないかと期待します。この抗体検査は自宅でできるので、外出する感染リスクもなく、自分のペースで出来るのでとても気軽で良いと思いました。
総評としてまして、検査する際に指に針を刺して、血を採取するので少し痛みがあり、1日くらい痛みがありますが、どの指でも良いので薬指などあまり使わない指で採血するのをおススメします。また一刻も早くこの事態を収束することが、全ての人の願いだと思いますので、こうした取り組みがあって参加する機会が身近にあるならば、積極的に参加しようと思いました。世界各国取り組みは異なることもあるかもしれませんが、各市民が冷静に判断して全員で感染を抑え込む意識が必要なのではないかと感じます。

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